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特許要件③「進歩性」とは何か?

特許要件③「進歩性」とは何か?~最終回


 

<事案>  
  青年実業家のAくんは特許について大学同期で現在弁護士のBさんに話を聞きました。
 Bさんから特許要件について説明されましたが意味が分かりませんでしたが、だんだん分かってきました。
 そんなAくんとBさんの会話もそろそろ終了するようです。

Bさん: さて、長く続いた特許要件のお話も今回で最後よ。
     最後は進歩性についてね。
     これは「出願時にその発明の属する技術分野の通常の知識を有する技術者が
     容易に考え付くことができない発明であること」を意味するわ。
Aくん: なんだそれ。
Bさん: その手の知識を持った人なら誰だって思いついちゃうような発明はダメってこと。
     これは、こんな簡単に思いつくような技術は特許として発明者に独占させちゃうのは
     不当だっていう政策的判断に基づくものよ。
     でも、これを判断するのはとっても難しいから、具体的に説明するのはここでは
     ちょっと難しいわね。詳しく知りたいなら今度事務所に来て頂戴。
Aくん: 大丈夫、今回は特許の概要について知りたかっただけだし。
Bさん: ならよかった。
     これで特許を取るための要件についてはだいたい説明したんだけど、
     なんとなくイメージが掴めたかしら?
Aくん: うーん、簡単に言うと特許をとれるのは、実願時に誰も知らなくて、
    同業者でもちょっと思いつかないような有用な発明ってことだろ?
Bさん: まぁ、おおざっぱにいうとそんな感じね。
Aくん: ありがとう、参考になったよ。
Bさん: どういたしまして。思ったよりも長いお話になっちゃったわね。
     こんなに長く喋っちゃって、疲れたわよね。
     あ、ところでA君の発明ってどんなのなの?
     画期的なアイディアなんでしょ?ここまで話したんだから、教えてよ。気になるわ。
Aくん: それはできないな。
Bさん: どうして。
Aくん: 僕と君は今日、個人的にこうやって食事をして話をしている。
Bさん: うん。
Aくん: つまりデート。
Bさん: ・・・デートかどうかは置いておいて、特許のことを教えてとは言われたけど
     仕事として会っていないのは確かだわ。
Aくん: そう。仕事じゃないから君は僕が話した内容に対して守秘義務を負わないことになる。
     そして守秘義務を負わない君に話したら僕の発明は新規性を喪失して
     特許が取得できなくなる。さっき君が言ったことだよ。
Bさん: た、確かに・・・!言う通りだけど、なんか悔しい・・・!
Aくん: そうゆうわけで、僕の発明は出願が終わるまで楽しみに待っててね。
Bさん: しかたないわね。出願したらちゃんと教えてよね。
Aくん: もちろん。また分からないことがあったら教えてくれよな。

<FIN>

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