「弁護士×中小企業診断士」弁護士が考える顧問契約の価値と強み
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江原総合法律事務所は、企業様の法律顧問業務・企業法務を、積極的に取り扱っております。
法律顧問、企業法務を担当する弁護士には、中小企業診断士の資格を有し、診断士として登録している弁護士も在籍しております。中小企業診断士は、中小企業の経営課題に対応するための診断・助言を行う専門家です。
1. 弁護士×中小企業診断士のメリット
弁護士としての顧問業務の核心部分は、当該企業様がノウハウを有しない法律上の観点からの助言や、訴訟になった場合の見通しなどを、その経験を踏まえて補完し、リスクヘッジをするところにある、という部分はゆるぎないものであると考えています。
その上で、弁護士が、中小企業診断士としての資格を保有して顧問業務を行うことの顧客企業様にとってのメリットは、以下のような点にあると考えます。
(1) より付加価値の高い助言
まず、弁護士として行う法律顧問としての助言は、法律上適正な回答であることは当然としつつ、当該企業様の業務内容を、運用レベルで理解した上で行われることにより、より付加価値の高い助言になると考えます。法律的にリスクがあるとしても、そのような運用を当該企業様が採用している背景、その点の理解が無いと、表面的な助言にとどまりがちです。
また、別の方法を採ることで、その運用で実現しようとしている目的を実現できるかもしれません。弁護士が、その行う顧問業務を通じて、そのような踏み込んだ助言まで行うことができれば、法律論に徹した表面的な回答を超えて、弁護士と企業様とで相互に知恵を出し合い、新しい仕組みを生み出すことも可能になるかもしれません。
中小企業診断士としての資格や活動は、これらの点を理解する基礎的素養を裏付けるものとして、弁護士の行う顧問業務に付加価値を与えるものと考えます。
(2) 経営知識を持つ弁護士の価値と企業への貢献
日常から当該業務の生産性向上等に取り組んでいる企業様にとって、現場での実務経験の少ない弁護士からの経営に踏み込んだ助言は、必ずしも満足できるものではないかもしれません。しかし、少なくとも人事組織、マーケティング、生産管理及び財務会計について、幅広く学習し、中小企業診断士試験に合格できる程度の知識を有する弁護士であれば、当該顧問先企業先様の現場での悩みや想いに共感できるだけの土壌は備えられていると考えます。
経営の事を実務レベルで何もわからない弁護士に相談するよりは、こういった基礎的なことを一緒に考えることができる弁護士であることは、法律の助言を超えた安心感や、心強さ、パートナーとしての価値を、顧問先企業様により強く感じていただくことができるのではないかと考えます。
(3) 「法律のプロ」だけではない多角的な視点と支援
中小企業診断士は、企業の成長戦略策定やその実行のためのアドバイスが主な業務です。中小企業と行政・金融機関等を繋ぐパイプ役、また専門的知識を活用しての中小企業施策の適切な活用支援等幅広い活動が期待される資格です。
このような中小企業診断士として活動する仕業の集まりである、診断士協会に所属し、これらの活動の場にも、積極的に参加することで、なるべく広く知識を得て、また、人脈を築き、交流を行うことで、弁護士の考え方という固定観念にとらわれず、より広い視野から物事を観察し、判断し、また、裁判所に訴えることで、有事の際に、より適切妥当な判断や結果を顧問先企業様に提供できることもあるのではないかと考えています。
2. 最後に-顧問弁護士と企業との知見構築
これらのメリットは、弁護士が、現場を見る、現場を知る、現場を理解する、と行った、顧問先企業様との交流を通じてより実質的なものとなっていくと考えます。
そのため、できる限り時間を見つけて、また、顧問先企業様にもご理解をいただきながら、顧問先企業様の業務については、可能であれば、現場の見学の機会をいただきたいと考えております。 このようなお願いをさせていただいた際には、ぜひ、快く受け入れていただけると、大変うれしく思います。
弊所との顧問契約に興味をお持ちになりましたら、ぜひ一度お問合せください。
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