労働基準監督署とはなんですか。

労働基準監督署とは、労働基準法による規制の実効性を確保するために各都道府県管内に設置されている行政監督機関です。

労働基準法は、行政監督機関として、厚生労働省に労働基主管局、各都道府県に都道府県労働局、各都道府県管内に労働基準監督署を設置することとしており、その中でも特に、労働基準監督署が、第１次的に監督行政を行うことになりますので、重要になります。

労働基準監督署に配置された労働基準監督官は、各事業場について、労働基準法違反の有無を確認するため、臨検、関係書類の提出要求、事実調査のための尋問などを行う行政上の権限を有しており、さらに、悪質な法律違反については、捜索、差押え、事業場の責任者の逮捕を行う権限も有しています。